先日、NHK『ガッテン!』で放送された後頭下筋群。
首こりに有効な治療法として、はり治療もピックアップされていました😄
後頭下筋群は4つの筋で構成されており、頚部の最深部に位置しています。
こういった深部の小さな筋は大きな力を発揮することはできないのですが、動作を安定させるために重要な働きをしています。
番組では眼球の運動に反応していましたが、眼球のみを動かすためには首の動きを制動する必要があるため、カウンターとして後頭下筋群が働きます。
頭部の重量は成人で体重の8〜10%と推測されています。
体重60kgの人なら5kg以上、結構重いですね。
例えばPCやスマートフォンを長時間使用していると、この重い頭部を支える筋群はその間持続的な緊張を強いられ疲労が蓄積するため、これは首こりの直接的な原因となり得ます。
また後頭下筋群が付着している上部頸椎は体の構造上、最も重要視される部位の1つであり、中枢(脳や延髄)や自律神経への影響もあることから、上部頚椎の機能不全(ここでは後頭下筋群の過緊張とします)は全身に影響が及ぶと認識されています。
こういった深層筋の治療は鍼治療が最も力を発揮する分野であり、文字通り患部に直接到達することができます。
薬やマッサージで緩和しない症状にぜひ鍼治療を試してみて下さい😃