各症状と施術例

椎間板ヘルニアを考える

背骨と背骨の間には、クッションのように働く椎間板という構造があります。
椎間板ヘルニアとは、この椎間板の構造的破綻により、中心にある髄核という組織が椎間板外に突出し、神経根を圧迫することにより痛みや痺れなどの原因となるとされている病態です。

このいかにも痛そうなヘルニアですが、実は多くの矛盾点があります。

①痛みのない人にも高確率でヘルニアがあること(7〜8割)

②摘出しても良くならない人がいること

③ヘルニアが残っていてもリハビリなど保存療法で緩解すること

④神経の圧迫により痛みが生じるという生理学的な根拠がないこと

⑤日によって症状にムラがあったり、症状が出る側が左右逆になったりすること

これらは脊柱管狭窄症や腰椎すべり症などにも同じく当てはまります。
本当にヘルニアが原因でしょうか・・?


ヘルニアや狭窄症の有無と痛みなどの症状に関連が無いことはもう何年も前から言われているのですが、未だにヘルニアが原因と診断されるのが常識となっています。
悪質な場合はレントゲンで診断される場合もあるようです。
ヘルニアはレントゲンには映りませんが、腰〜臀部が痛い→椎間板が薄くなっている→ヘルニアだ、という、勘です。

痛みの原因は筋・筋膜にあり、これを筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と言います。

発症には複数の要因が関与しており、筋への過負荷や運動不足、加齢と低活動による筋萎縮、栄養失調、精神状態などが影響すると考えられています。


MPSは筋にトリガーポイントを発生させ、痛みの悪循環を招きます。

運動や入浴などは予防に有用であると言えますし、運動は治療としても効果的です。
MPSという病態の緩解には血液と酸素供給、自律神経を整えるということが重要になってきます。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは


はじめに坐骨神経痛とは、臀部から下肢における坐骨神経領域の痛みやしびれなどの症状の総称のことであり、病気の名前ではありません。
坐骨神経は人体で最も太く長い末梢神経です。腰部から臀部、大腿の裏を通り足先までつながります。一般的にこの坐骨神経の走行上に、特に臀部や大腿の裏に症状が出ることを坐骨神経痛と言います。

 

坐骨神経痛の原因


前述の通り、坐骨神経痛とは病名ではなく症状のことを指しており、その原因には様々なものがあります。
最も一般的に言われているものに椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった脊柱の変性による神経の圧迫があげられます。

 

坐骨神経痛の治療


長年、神経の圧迫が痛みやしびれの原因であるとされてきましたが、近年では疑問の声も少なくありません。
神経の役割は運動にしろ感覚にしろ、電気信号による情報伝達です。
痛みという感覚は情報ですので、痛みを感じるという事は、その情報が神経を通り脳まで届いているという事です(経路が逆の場合もあります)。

体内には痛みを感知するためのセンサーがあり、そのセンサーからの情報が神経を通り脳へと送られ、痛みとして認識されます。

つまり、神経は正常に働いているという事です。

神経の過度の圧迫によって起こるのは痛みや痺れではなく、情報伝達の遮断による「麻痺」「無感覚」です。
この場合は医療機関による早急な対応が必要ですので、すぐに医師による診察を受けてください。


当院では坐骨神経痛に対して、MPS(筋筋膜性疼痛症候群)理論に基づき、症状の引き金となっていると推測される、筋筋膜に形成されたトリガーポイントに対して治療を行います。

坐骨神経領域に症状を発生させるトリガーポイントの例

習慣的な運動や姿勢の改善、体を冷やさないようにするといった心がけは予防に役立ちます。長時間の座位や前かがみの姿勢が続く方などは、特に運動習慣を取り入れ予防を心がけましょう。
もしも発症してしまった場合は自己流の強引な運動や動作は避け、専門家からのアドバイスを受けましょう。

いわゆる、ぎっくり腰

急性腰痛症


いわゆるぎっくり腰は、正式には急性腰痛症と言います。
その急激に発症する激しい痛みから、ドイツ語圏ではHexenschuss(魔女の一撃)と呼ばれているそうです。
多くの場合物を取ろうと屈んだときや、くしゃみをしたときなど、ほんのちょっとした動作で突然の激痛により動けなくなってしまいます。まさに魔女の一撃。

 

急性腰痛症の原因


原因には諸説ありますが、実は未だはっきりとした原因は特定されていません。
一般的に運動不足や内臓疲労、精神的ストレスなどが原因と言われていますが、スポーツマンなど活発な方や普段からストレスを感じない方でも発症する事から、同じ急性腰痛症でも複数の病態と原因があるようです。

 

急性腰痛症を発症した場合


もしも発症してしまった場合、通常1週間程度で痛みは落ち着き始めますが、近年の研究によると、
①ベッドで安静にしている
②できる限り普段通り過ごす
を比較すると、②の普段通りを心がけたグループは回復が早く、安静グループは回復が遅いとう結果が出ています。
激痛を我慢して無理をする必要はないですが、発症初期の動けないほどの激痛である場合を除いて、過度の安静は症状を長引かせるようです。
また、背骨の圧迫骨折などの重篤な疾患が隠れているケースもあるので、自己判断を避け、なるべく速やかに専門家へ相談しましょう。

治療


前述の通り原因は定かではありませんが、多くの場合、腸腰筋という筋肉の異常な緊張がみられるようです(この筋肉の攣縮が原因という説もあります)。

当院での治療はこの筋肉を中心とした筋緊張の高い部位に鍼治療を行い、筋緊張緩和と鎮痛を目的とします。
施術直後から症状が緩和するケースがある事から、筋肉の過緊張に原因の一端があると推測できます。
入浴等の温熱刺激については、一概には言えませんが、受傷直後は避けたほうが無難ではないかと思われます。
コルセットをすると楽に動けるという場合はするといいと思います。
コルセットで筋力低下を心配する方もいらっしゃいますが、寝たきりでない限りコルセットの着用による筋力低下は考えにくいので、先述の通り少しでも普段通り動くために、コルセット着用で痛みが軽減するのであれば有用であると言えます。

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